人生のびぼー録

サッカー選手、教師を経て営業マンになった人のブログです。

伝説のフィッシャーマン

僕には年上の弟がいる。そう、義理の弟。 つまりは妻の妹の旦那さんが年上ということ。 (弟だなんて思ったことは一度もないが)

 

そんな彼は、三度の飯より釣りを愛す、伝説のフィッシャーマンなのだ(笑)

休みの日はもちろん、仕事のある日でも 平気で朝3:00に起きて、6:00まで釣りをしてから仕事に行く。 忙しくて趣味に費やす時間がないっていう人もいるけど、寝る時間を削ってでも、"やってしまう"のが釣りなんだとか。

だからと言って、釣りでお金を稼げるようになりたいとは思わないし、付き合いや惰性ですると、大好きな釣りがつまらないと感じる。 こうしなきゃっていうことが全くなしに、自分が好きなように自由にやれるのが楽しいとも語る。

彼にとって、釣りは趣味であり、遊びである。

好きなことを仕事にするべきっていう人も中にはいるが、それが仕事になってしまうと、"こうしなきゃ"っていうのがどうしても出てきてしまう。

そうなった時点で「自由」ではなくなってしまうから、楽しさもなくなる。 だから、楽しくやれる範囲をはみ出さないようには意識はしているという。

 

話を聞いて、釣りへの溢れ出る愛、 そして、釣りをしているときは、彼はあらゆるものから自由になっているんだと感じた。

また、彼の友人は車いじりが好きで、車の整備関係の仕事に就いたが その後、休みの日に車をいじることはなくなったんだとか。

だから、やりたいことを仕事にすることだけが果たして正解なのか、 という点にも疑問を抱いているという。

正解はない。

自分だけの答えを釣りあげるまで、 黙々と、淡々と、粛々と。

 

Tschüss!

我を忘れるぐらい思いっきり感情的に

皮肉にもプロを目指していたここ数年の中でも、最もサッカーを楽しめた瞬間だった。

先日、依頼を受けて知人が顧問を務める高校サッカー部の練習に参加する機会があった。 そこには、お世辞にも高いレベルとは言えない場所でも、大好きな時間を楽しむサッカー小僧たちがいた。 高校生相手に人一倍、大声を出してはしゃぎながらサッカーをして思った。 あぁ、サッカーってやっぱり楽しいものなんだなと。

 

サッカーのどんなところが好きだったのかを挙げればキリがないが、 結局、何事も楽しくなきゃ続かないよなと改めて実感。

 

この間、友人にも、 「昔は好きだったはずのサッカーをなぜ楽しめなくなったのかを自分自身で見つけられると、自分の考え方のクセが見つかるのかも。それが、次に本当にやりたいことが見つかったときに同じ失敗をしないために大切なことかもね」 と、教えてもらった。

では、自分はサッカーのどんなところが好きだったのか。 まさに備忘録になるので、興味がない方はお早めにお引き取りを~

 

・とにかくドリブル ・イメージ通りのクロスがあげれたとき ・それがゴールにつながったとき ・我を忘れるぐらい思いっきり感情的になれるところ ・サイドのパートナーと、阿吽の呼吸でサイドを制圧できたとき ・練習後のチームメイトとのジュース代を賭けたボール回し ・出場した試合での勝利の瞬間 ・ドイツで知った本気のサポーター達から聞こえた地響きと発煙筒 ・いわゆる"ゾーン"状態でのプレー ・チームメイト達とのサッカー以外で過ごす他愛もない時間 ・貴重な週に1日のオフ(笑) ・サッカー通じてのたくさんの出会い ・どんなに忙しくても必ず試合を観に来る父

 

全く関係ないかもしれないけど、 これって結婚生活にも繋がる部分があるのでは?とふと思った。 なぜ惚れたのか。なぜ好きになったのか。 ここを忘れて、嫌な部分ばかりが目に付くから気持ちが離れる。

 

人生も恋愛も初心を忘れるべからずということかな。

 

なに言ってんだ俺。 ではまた次回。Tschüss!

兎にも角にも読んでほしい本

以前、こんな記事を書いた。 "やりたいこと"のワナ

 

「やりたいことというのは、環境や情報に影響を受け、”偶然”生まれるもの」

だから、「何かをやりたいってことは本当にそんなに絶対的なものなのか?」と。

  しかし、その"やりたいこと"を追求し続けた者もいる。そして彼らはその"偶然"とやらを掴んだ。

この本に登場する5人のバリスタだ。

なにはともあれ、まずは読んでいただきたいところだが、なかなかそうもいかないだろう。 代わりに、その中でも特に知ってほしい男の言葉を5つ紹介しようと思う。 まず、その男について。

 

名前:田中勝幸

職業:ベアボンド・エスプレッソ オーナー

1957年(0歳) 東京都品川区に生まれる 1980年(21歳) 明治大学法学部法律学科卒業 1984年(26歳) 東急エージェンシー制作局入社。海外にも頻繁に訪れる 1989年(31歳) 渡米。アリゾナ州立大学マスコミュニケーション学科ブロードキャスト科に入学、卒業 1995年(37歳) ニューヨークに移住。LLTインターナショナル広告代理店制作局に入社 1998年(40歳) 米国永住権を取得。米国フェデックス本社に入社 2008年(50歳) 「カウンター・インテリジェンス」と「ギミ!コーヒー」でのトレーニングを経て、「カウンター・カルチャー・コーヒー バリスタ認定証を取得」 米国フェデックス本社を退社 2009年(51歳) 東京・下北沢に「ベアボンド・エスプレッソ」をオープン

 

ご覧の通り、とんでもない経歴の持ち主。 アメリカのエリートサラリーマン生活を捨ててまで 自分のやりたいことを追求した男だ。 生き様からも写真からも渋みが溢れ出る男、田中勝幸、珠玉の名言5選。 きっとあなたの胸にも刺さるものがあるはずだ。

 

僕が人生で最も大切にしていることは、自分のタレント―――つまり才能を見つけることだと思っているんです。 誰にでも生まれてきた意味はある。その人自身の才能が必ずあると思っているんです。それを見つけるのが人生の意味だと思っている。

今はやりたいことがなくてもいい、 人生を通してそれが見つけられればそれでいいんだ、と感じることができた言葉。

 

 

一番怖いのは、自分のパッションがなくなること。客が来ないことなんて怖くないですよ。悪口を言われるのなんて何でもない。 ただ、田中勝幸のエスプレッソへのパッションがなくなった時は、それは完璧な死だと思う。 その時はこの店は潰れると思います。僕はそういう生き方をしているんです。

誰もが情熱をもって生きていきたいもの。 自分はなにに情熱を注げるのか。 人生をかけて見つけていこう。

 

 

僕が言っていることはビジネス的には間違っていると思います。 でも、ビジネスはあくまで人間の考えることだから。僕は人間じゃないんですよ。僕は動物になりたいんです。 好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。 僕のやっていることを好きな人だけがここに来て、その人たちに一生懸命エスプレッソをつくる。ただこれをやるだけ。

こんなにシンプルかつ、かっこいい生き方があるのかと感じた。 そしてそれをここまで巧く言語化できる知性にも驚愕した。

 

 

…「あいつが言っていることはワケがわからない」と思う人もいるかもしれない。 でも、僕はワンショットでそれを覆す自信がある。 僕はこういう哲学のもと、エスプレッソを通して人生を歩んでいるんです。

男なら誰もが、ここまで自信をもてるものがあればと思うのではないだろうか。 少なくとも、僕はそんな男になりたい。 ここまで言いきれる自信がとてつもなくかっこいい。

 

 

人生は自分だけのものだから、たくさんの人に理解されなくてもいいんです。 家族や大切な人だけがわかってくれればいい。

「大切なものを大切にする」という僕の信念はここから生まれた。 究極、1万人のファンや顧客より、たった一人の大切な人。 それが、よりよい人生を歩んでいくために大切なことなのではないかと僕は思う。

 

…以上、田中勝幸の名言5選。 率直に言って、こんなにかっこいい人います? もうお手上げです(笑)

こんなにかっこよく生きていく自信はないけれど、大切な人を大切にし続けれる自信はある。

そんな男であり続けるためにも今日も一日。 よかったら本の方も見ていただきたい。

ではまた。Tschüss‼

行動できない人に読んでほしい本

わたしたちは「何かをしようしている」としょっちゅう口にします。減量であったり運動であったり、職探しであったり。でも実際はしているのか、していないのかどちらかなのです。「しようとしている」というのは言い訳にすぎない。

 

ドイツに行くキッカケとなった言葉。 ドイツに行きたい、いつか行こう、とは思っていたものの、 まさに、実際はしているのか、していないのかどちらかなわけだ。 僕は、ドイツに行く準備を実際に始めた。

 

あなたは何をする?

 

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"やりたいこと"のワナ

これぞ目からウロコ。 自分のやりたいことが自分でわからない僕にとっては、非常に価値のある学びだった。

 

林修先生が、親のスネをかじって生活する高学歴ニート相手に授業をする番組。 特に、自分のやりたい仕事がないから働かないという受講生に対して、伝えた言葉が僕にも刺さった。

「人は情報に欲望を喚起されて何かをしたいと思うのである」

 

僕の場合で言うと、幼少期に何らかの形でサッカーという"情報"を得て、サッカー選手を目指した。 同じように、「あれがしたい」「これが欲しい」というものには、総じて外部から与えられたキッカケがある。

つまり、やりたいことというのは、環境や情報に影響を受け、"偶然"生まれるもの。 決して全くゼロの状態から、湧き上がってくるものではないというのだ。

 

 

だから、と、林先生はこう問う。

何かをやりたいってことは本当にそんなに絶対的なものなのか? いろんな情報が内部化されて、自分の思いにすり替わってないか?と。

 

 

ただ、「自分がやりたいこと」に対して「自分にできること」に関しては偶然ではなく、"必然"。 だから、やりたいかどうかで考えるのではなく、「できる」ことからやってみるのも1つの手であるという。 それは、自分ができると感じていることだけではない。 ・自分ができると感じていること ・他人から見てできると思われて(評価されて)いること このどちらも当てはまる。

林先生はそれを続けた結果、結局本来やりたかった、本を書く仕事が巡ってきたりしたという。

 

これほどまでに納得したのは、久々だった。

やりたいことが"偶然"見つかるまでは、自分に「できる」ことを積み重ねていこうと感じた。 そして、いつか必ずそいつを見つけ出す。

 

ところで、自分にできることはなんだろう。 この誰も読んでないようなブログを更新することなのだろうか。 教員免許があるから教員として仕事をすることなのだろうか。

それを考えだすとまた頭が混乱しそうなので、今日はここまで(笑)

林先生、ありがとう。 ではまた。

Tschüss!!

自己鍛錬のために読みたい本

わたしたちの活動は

”重要度”と”緊急度”の二つの観点から、 4つの領域に分類できる。

①重要かつ緊急的な活動

②重要だが、緊急でない活動

③緊急だが、重要でない活動

④重要でも緊急でもない活動

ここで質問

・もし常日頃から行っていれば、 あなたの私生活を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか。  同じようにあなたの仕事の業績または結果を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか。

これより下の文章を読む前にこの質問について真剣に考えてみてほしい。

…あなたの答えた活動はどの領域に入っているだろうか。

それは重要だろうか。緊急だろうか。 おそらくその活動は②の領域に入っているだろう。 重要である。いや極めて重要であることは言うまでもない。 しかし、緊急ではない。だから今それを行っていないのである。 それを実際に行えばあなたの効果性は劇的に向上することになるだろう。

ある人にとってはそれは勉強。またある人にとっては筋力トレーニングだったり、読書だったりする。 しかし、大事だとわかっていてもやらない。 なぜなら緊急ではないから。

それは僕も同じだった。 「緊急ではないが、重要なこと」に、しばらくフォーカスしてみたいと思う。 今の僕にとってそれはまずこのブログでアウトプットし続けること。

そのために絶えずインプットを怠らず、自らをアップデートし続けられる男になる。 ではまた。

 

Tschüss!

人生に疲れた人に読んでほしい本

良い意味で、いつ死んでもいいと思って今まで生きてきた。 悪い意味で、生きているのはもう疲れたと思うことも何度もあった。

でも、生きててよかったと思うことは数えきれないほどあった。

この本はそんな経験をもたらせてくれる本。

彼の名前はジョーンズだった。 彼は僕を「若者」と呼んでいた。実際、相手を名前で呼ぶのを聞いたことはめったにない。たいてい「若者」とか「お嬢さん」と親しげに呼びかけていた。 彼は年をとっていたが、正確な年齢はわからない。六十五歳から八十歳くらいだろうか。いや、ひょっとすると百八十歳くらいだったかもしれない。そして、いつどこで見かけても、茶色の古いスーツケースを持っていた。

 

そんな冒頭から始まる、老人のジョーンズと彼に救われる「若者」たちとの物語。

 

その中の一人、「ウィロー」という生きる目的を見失ってしまった女性と、ジョーンズとの話を一部紹介したい。毎日のように人生最高っていうスーパーパリピな人は、他の記事を読んでほしい(笑)

「まず、どんなにつらいときでも人生に浮き沈みは付き物だと割り切ることが大切です。人生は山あり谷ありと言うでしょう。つらい時期を経験するのは当然のことですから、何も恐れることはありません。結局のところ、私たちはみんな、危機のさなかにあるか危機から抜け出しつつあるか、危機に向かいつつあるか、そのいずれかの状態にあります。危機というのは、しょせん人生の一部にすぎないのですよ」 ジョーンズはおもむろにウィローと向き合うと、こう言った。 「深呼吸をして」 「えっ?」 「さあ。大きく息を吸って―――吐いて」

 

実際に一緒に深呼吸してみて!

 

ウィローは言われたとおりにすると、ジョーンズをけげんな顔で見た。 息を吐き終えたウィローに向かって、ジョーンズは尋ねた。 「何がわかりましたか?」 「空気が澄んでいること?」 「そうじゃなくて」ジョーンズは熱っぽく言った。 「もっと根本的なことですよ。呼吸をしているということは―――」 「生きているということ?」 「そのとおり!」ジョーンズは満面の笑みをたたえた。「呼吸をしているということは?」 「生きているということですね」

 

ジョーンズは言葉を継いだ。

「呼吸をしているということは、まだ生きているということ。まだ生きているということは、まだ地球上にいるということ。まだ地球上にいるということは、生まれてきた目的をまだ果たし終えていないということです。 生まれてきた目的をまだ果たし終えていないということは、人生の目的がまだ残っているということ。人生の目的がまだ残っているということは、人生の重要な時期がこれから訪れるということ。人生の重要な時期がこれから訪れるということは―――」 「まだ希望を持てるということですね」 ウィローは穏やかな声でそう言った。 「そのとおり。あなたの人生で最も重要な時期がこれから訪れるのなら、たとえ今がどんなにつらくても、将来、もっと笑い、もっと成功を収め、もっと多くの子どもたちに何かを伝え、もっと多くの友人を触れ合えると信じられるはずです。それがもっと多くのことを期待できるという希望の証です

そうか、自分の人生の重要な時期は、これから訪れるのか。 もう少し頑張ってみようかな、そんな風に思えた一冊だった。

やっぱ本っていいな。今日はここまで。 Tschüss!