座右の銘:朝食必須
なんて書かれていたら、この人なんか面白そうだなぁと思わずにいられない。
8月は8冊の本を読んだのだけれど、本でも、こんな風に人間味がある作品に、自分は惹かれてしまうんだなと気づいた。
その中でも抜群に面白かったのは前回の記事にも書いたけど、「コーヒーの人」。
5人のバリスタ(コーヒーを淹れる職業)にインタビューしたものをまとめた本なんだけど、
なにが面白いかって、
明治大法学部を卒業、大手の広告代理店就職したのに、
会社やめて、アメリカの大学に入学して
アメリカの超大手企業に就職して、永住権も取得して
アメリカで超エリートサラリーマンとして何不自由ない将来安泰の道にいたのに
突然、ぜーんぶ捨てて下北沢でバリスタになっちゃう人が一人目で出てきちゃうんだから。
本当に頭がおかしい。
そんでもって、そんな人がこんなこと言う。
人生は自分だけのものだから、たくさんの人に理解されなくていいんです。
家族や大切な人だけがわかってくれればいい。
最っ高にクールだと思う。
そしてもう一つ、印象に強く残ったのがこちら。
少し長いけどぜひ読んでほしい。
とある有名な言葉があります。
「人生というのは五つのボールをジャグリングしているようなものだ。一つのボールは仕事。一つは家族、一つは健康、一つは友達、そして最後のボールは誠実さ。そのすべてを空中に保ち続けているようなものなのである。しかし、ある日あなたは知ることになる。そのうちの一つはゴムボールで、残りはガラス球だということを。」
あなたは五つのうちどれがゴムボールだと思います?
それは「仕事」なんですね。なぜかと言えば、仕事は手放してしまってもいつかは戻ってくる。でも他のものは一度落としてしまったら、壊れたり傷ついたりひびが入ってしまう。
それを理解すれば、何かが起きても人生のバランスをとることができるだろう。
これには思わず唸らずにはいられなかった。
大切なものを大切にし続けることは、改めて大切なんだなと気づかされた。
僕は先日、教員採用試験というボールを落としたばかり。本当にゴムボールでよかった(泣)
お仕事のお誘いお待ちしています(笑)
それにしても、人間味の溢れる文章って、どう書くんだろうなあ…。
ではまた来週。
Tschüss!
参考までに8月に読んだ本一覧。
(面白かった順)

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