今日は大好きな本、アルケミストの魅力について。
これは、少年が旅をする物語。
その旅の中で、起こることや出会う人から学んでいく知恵が人生の本質だと僕の中で話題に。
ポイントとしては3つ。
「勇気」
「灯台下暗し」
「目的意識」と「今」
「勇気」
彼は物語の中で、何度も選択を迫られます。
・父が望む神父の職に就くか、自分のやりたい羊飼いになるか。
・旅にでる(本当にやりたいこと)か、今まで通りの平凡で変化のない日を過ごすか
・困難に屈するか、前に進むか。
例えば本書ではこのように表現されています。
彼は今まで慣れ親しんできたものと、これから欲しいと思っているものとのどちらかを選ばなければならなかった。
彼は自分のことをどろぼうに会ったあわれな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険家と考えるかそのどちらかを選ばなければならないことに気づいた。
ここで大切なのは、彼は常により勇気のいる選択をしてきたということ。誰しも困難な道よりも簡単な道を選んでしまいがちです。
しかし、迷ったときにはより勇気が必要な選択をすべきだということを、彼は教えてくれています。
「灯台下暗し」
そうして旅を続けた結果、彼は大切なものは身近にあるということに気が付きます。
本書ではこのように表現されています。
人生で簡単に見えるものが最も非凡なんだよ。賢い人間だけがそれを理解できるのさ。
実は私も、夢を追いかけて海外でサッカーをしていた時期がありました。そのときのチームメイトに「君にとって幸せって?」と聞いたときの答えは今でも私の宝物です。
「健康でいること」
「家族との時間を大切にすること」
「普通の仕事があること」
これは当たり前のことですが、意外とこれらの幸せに気づけていない人が多いのではないのでしょうか。
簡単に見えるものが最も非凡。まさに、簡単に見えるものこそしあわせの秘訣。ということをこの本は教えてくれているのだと思います。
「目的意識」と「今」
また、彼は旅の中でこんな指摘もされます。
おまえは常に自分が何を欲しているのか知らなくてはならない。
お前の心があるところにお前の宝物が見つかる。
目的意識の重要性(私の解釈ですが)です。
しかし、自分がなにを目指すべきか、何をしたいのかわからないという人もいる人でしょう。私もそうでした。サッカーを辞めた途端、自分がなにをしたいのか、なにが向いているのかわからず悩みました。
そんな人のためにか、本書ではこのように教えてくれます。
もしお前が現在によく注意していれば、お前は現在をもっと良くすることができる。そしてお前が現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。未来のことなど忘れてしまいなさい。
目的意識が持てないという人は、まずは今の状況を良くするために努力してみることをお勧めします。
例えば、与えられた仕事でよい成果を出そうと努力する、周りの人のためになることをしてみるなど…。
今を良くすれば、将来も良くなります。
まとめると、
・迷ったときは勇気の必要な選択を
・当たり前こそ大切
・目的意識を持つこと
・持てなければ今を良くしようと努力すること
なんだか、こんなに大好きで魅力に溢れた本なのに自分の言葉を通すと薄っぺらくなってしまいますね。
誰かアドバイスやフィードバックをください…。そして、ぜひ実際に読んでみることを強く強くオススメします。
ではまた。
Tschüss!!