父からは「目的意識」の重要性を教えてもらった。今でも大事にしている言葉だ。
目的意識、今の仕事に置き換えるとどうだろう。
なんでその仕事をしてるの?と聞かれたら、「楽しいから」と、なってしまうが、目指すのは「生徒が社会の中でよりよく生きていけるように」になる。
「生徒が社会の中でよりよく生きていけるように」は、どんなことが必要になってくるか。
特別支援学校なら自立、社会参加、就労は大きなキーワードになってくるはず。
じゃあその自立、社会参加、就労のためにはどんなことが必要なのか。
自立は身辺処理、社会参加はコミュニケーション、就労は…とかとか。
やっぱり目的意識から逆算すると、いろんな課題が明確になる。逆算しないと、知識や情報に溢れて、何から手をつけるべきかわからなくなる。
でもよくよく考えたら逆算しても、何から手をつけるべきかわからない。。。
結局、なにも解決策が見出せませんでしたが、目的意識だけは忘れずにいたいというお話でした。目的の達成方法については、これからたくさん勉強していきたいと思います。
ということで、最後にあるエッセイを紹介して終わりたいと思います。
昨年、夫が参加しているジャズバンドのメンバーが、若くして亡くなりました。あらためて、人生や命について立ち止まって考えさせられました。教師として理想や道徳的に正しいこと、いつも目標を立て努力することなど語り、自分も「こうあるべき」と思ったりして、暮らしてきました。
でも…。うまくいかないこと、ずるいこと、怠けることも許し、受け入れ、何よりも人生を味わい楽しむことが、最高の生き方なのでは、と思いました。がんと闘いながらも仕事をし、演奏し、旅立っていったメンバー。スイングで送りたいと思います。
某教員向け共済関係リーフレット、「最高の生き方」より。
許し、受け入れ、人生を味わい楽しむ。
できてないことだらけですが、いつかはそんな人間味溢れた男になりたいものです。
ではまた。
Tschüss!