日本一のバーテンダーに学ぶ
僕の住む街には日本一のバーテンダーがいる。文字通りカクテルの全国大会で、日本チャンピオンに輝いた方だ。
そんな方に聞いた、
"その道"を極める上で大切なこととは?
キーワードはこの2つだった。
・好きであること
・かっこよさを求めること
「そもそも好きでやってるからなぁ」
質問をして一言目に返ってきた。つまりは楽しんでいる。そして、少し考えてからこう続けた。
「根本はやっぱり、かっこつけたいってところから来てるんだと思うね。大会にエントリーするのも、日本一を目指すのも、そのために試行錯誤することも。だって、そういう人の方がかっこいいじゃん?」
変に気取ることなく、おどけてそう答えてくれる姿も僕にはかっこよくみえた。
かっこいいバーテンダーであるために。
"その道"を極める上で大切なことは、誰の人生にも通ずるはずだ。
かっこいい父であるために。
かっこいい夫であるために。
かっこいい教師であるために。
大好きな父と初めてお酒を飲んだ場所。
妻と最初に出会った場所。
僕にとって大切な場所が、この街にはある。
P.S.
かっこつけてBar常連感出してるけど、ここしか知りません。ではまた。Tschüss!
かっこいい大人になりたい
村上龍のエッセイを読んだ。
個人で金を稼ぐことを40年近く続けていると、危機感が常態となるし、不安がなくなることがない。別にかっこつけているわけではなく、ずっと不安とともに生きてきた。
この間読んだ、オードリー若林のエッセイもそうだったが、自分の弱い部分や、苦い過去を晒け出せる人はすごいなと思うし、こんなにすごい人でもこんな苦労をしていたのかと勇気をもらえる。
有名人ではないけれど、みんなに好かれている前の職場の上司もこんなことを言っていた。
どんなに名を成した人でも、そういう人こそ、きっと自分はちっぽけだと思っています。
そしてどんなに年を重ねても、分別のつく大人になんて誰もなっていませんよ。
そう考えると、自分の周りにはそんなかっこいい大人が多い気がする。無意識のうちにそういう大人とばかり接しているのか、たまたまなのかはわからないが、常に尊敬できる人が周りにいる。
自分もそうなりたいが、当分は難しそうだ。その証拠にこの誰が見てるでもないブログを書いただけで1日が終わりそうだ。
ではまた。Tschüss!
人見知り芸人
芸人さんの本を読んだ。
あまりにも面白かったのでびぼー録。
今更感とミーハー感が否めないが、それを上回る魅力があったこの1冊から。
舞台で上手くいかなかった時に落ち込むのは生理的なことだから仕方がない。この憂鬱を晴らす方法は次のライブで笑いを取る他にないのだ。
これはどの仕事にも共通することだろう。
人は2つのタイプに分かれると思う。
失敗して自分に向いていないと諦めるか、次に失敗しないために準備するか。
一度道を決めたなら、常に後者を選べる自分でありたい。
芸人の生き様が垣間見えるようで、つい夢中になってしまう本だった。
続いては「ナナメの夕暮れ」を読んでどうしても読みたくなった一冊。期待は裏切られず。
何かをしているのに意味が無いのではなくて、意味が無いからこそ"せっかく"だから楽しいことをするのだ。…ぼくがお笑いをやっていることに使命のような大仰な意味なんてもちろん無い。意味なんて無いからこそ、せっかくだからおもしろいことをやりたくてやっているだけ。
自分が生きてる意味、この仕事をする意味ってなんだろう、と思うことは今まで何度もあった。
だが、ここに答えがあった。
意味なんていらない。せっかくだから、楽しくやればいいのだと教えてもらった。
ちなみにこの本は、文章でこんなに笑ったのは初めてというぐらい笑えた箇所がいくつかあった。
その中の1つも良かったらどうぞ。
毎日寝る前に一日の出来事で幸せだったことを書いていけば、毎日がハッピーになると書いてあったので実践した。だが、四日続けて「はなまるうどんがおいしかった」の一行で逆に寂しくなったので止めた。
いや悲しすぎるでしょ(笑)
せっかくだから楽しい文章、書けるようになりたい…。
ではまた。Tschüss!
世界はすばらしすぎて気づかれない
生活必需品に映画や本は含まれない。
食料や日用品と違って、映画がなきゃ生活ができない、本がなきゃ死ぬなんてことは物理的には無い話だ。
つまり、生活に焦点を当てた場合、映画や本は必要がない(無駄な)ものにあたる。
にもかかわらず、新しい作品が絶え間なく創り続けられているし、それを必要とする人もいる。なんだか不思議だ。
先日、「wonder 君は太陽」という映画を見た。
結論から言うと、最高の作品だった。
最高というのは、文字通り今まで見た映画の中で1番と言っても過言ではない作品だった。
その中で主人公の姉、ヴィアが映画の中で「わが町」という劇を演じた。
彼女が涙ながらに放った台詞がなんとも印象的だった。
人生は速すぎてお互いに顔を見る時間もない
気づかなかった あんな風に時が流れるなんて
連れて帰って 丘の上へ 私のお墓へ
でもその前に…待って
ひと目だけ
さよなら 世の中よ
グローバーズ・コーナーズよ
ママ パパも
時計の音も お料理も コーヒーも
お風呂も 眠ることも 起きることも
世界はーーー
ーーーすばらしすぎて 気づかれない
この映画がなければ生きていけない人はいない。でもこの映画は僕の人生にとって不可欠だった。世の中に溢れている不必要こそ必要なんだと思う。
この世界に自分は不必要だと思う夜が幾度となくあったが、世界のすばらしさをまだまだ感じたいと思えた。
ただ、このブログは永遠に不必要。
ではまた。Tschüss!
チャンスを掴む人の共通点
ナオト・インティライミがチャンスをつかめる理由「いつでもI’m readyであれ」|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。
ナオト・インティライミへの成功の秘訣のインタビュー記事。
結論として、彼のアドバイスはこうだ。
「あらゆるチャンスに対して「I’m ready」でいること」
ポイントは、いつ来るかもわからないチャンスに対して、努力しつづけ、準備することができるかどうか。
たとえば、受験だったら試験の日に向かって努力すればいいからわかりやすいですが、人生のチャンスはそうじゃない。
チャンスは1時間後に来るかもしれないし、10年後に来るかもしれない。「絶対逃すまい!」というハングリー精神を持って待っていれば、必ずそれをつかむことができるんです。
歌手なら、歌えと言われたら、その場で素晴らしい歌声を披露できるかどうか。
スポーツ選手なら、いつでも魅力的なプレーができるかどうか。
ビジネスマンなら、いつでも営業力を発揮できるかどうか。
教師は、いい授業ができるかどうかでいいのかな?
後にはこう続く。
「自分はこんなことができる」「こんなことがしたい」という旗をずっと掲げておくことが大事なんですよ。
ちなみに友人のたけ(武井謙介)は、この2つの旗を常に掲げているから、チャンスを引き寄せる力がすごい。掲げる旗があることも羨ましい。
心から尊敬する数少ない友人です。
本気で達成したい目標、人生相談がある方は武井謙介までどうぞ(宣伝)
https://kensuke-takei.hatenablog.com
自分はどんな旗を掲げられるだろうか。
たけに相談しなきゃ。
ではまた。Tschüss!
教師の仕事とは
引退後、やりたいことがわからずに、藁をも掴む思いで行った大学のOB会。
そこから繋げていただいた今の仕事。
プロを目指してサッカーをしていた頃、まさか3年後に特別支援学校で働くなんて夢にも思わなかった。(結婚して子供も生まれた)
人生は予想できないことが起きるから面白い。
そんな2回目のOB会で素敵な話を2つ聞けたのでびぼー録。
教師の仕事
「我々教師は、子どもたちがいるから仕事があるんです。大人相手はもちろんですが、それ以上に子どもたちに真摯に接することで、道が拓けてくるのではないでしょうか。」
子どもに好かれるためとかではなく、あくまで真摯に接する。
サッカーをやっている頃は目指すべき場所があった。仕事は好きだが、いまは何を目指したらいいのかわからない。でもまずはその大前提を忘れてはいけないなと感じた。いつか道が拓けることを信じて黙々と淡々と粛々と。
最年長の挑戦
OB会県支部最年長、74歳の先生が10kmマラソンに挑戦しているという。その方の話。
「なにも考えずにただひたすらにゴールを目指すんです。辛くなったら心の中で10数えます。そして走り続けてまた10数えて。その繰り返しです。」
なんだか鳥肌が立ってしまった。まさにそれは人生のようだし、70歳を過ぎても挑戦し続けれるその姿にも。
その方は孫ぐらい年の離れた僕にも優しく話してくれる。真っ白な髪がとっても似合う知性溢れた人。自分もあんな風に年を重ねたいと思った。辛くなったら10を数えながら。
ではまた。Tschüss!
誰にも教えたくない僕のバイブル
今日は大好きな本、アルケミストの魅力について。
これは、少年が旅をする物語。
その旅の中で、起こることや出会う人から学んでいく知恵が人生の本質だと僕の中で話題に。
ポイントとしては3つ。
「勇気」
「灯台下暗し」
「目的意識」と「今」
「勇気」
彼は物語の中で、何度も選択を迫られます。
・父が望む神父の職に就くか、自分のやりたい羊飼いになるか。
・旅にでる(本当にやりたいこと)か、今まで通りの平凡で変化のない日を過ごすか
・困難に屈するか、前に進むか。
例えば本書ではこのように表現されています。
彼は今まで慣れ親しんできたものと、これから欲しいと思っているものとのどちらかを選ばなければならなかった。
彼は自分のことをどろぼうに会ったあわれな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険家と考えるかそのどちらかを選ばなければならないことに気づいた。
ここで大切なのは、彼は常により勇気のいる選択をしてきたということ。誰しも困難な道よりも簡単な道を選んでしまいがちです。
しかし、迷ったときにはより勇気が必要な選択をすべきだということを、彼は教えてくれています。
「灯台下暗し」
そうして旅を続けた結果、彼は大切なものは身近にあるということに気が付きます。
本書ではこのように表現されています。
人生で簡単に見えるものが最も非凡なんだよ。賢い人間だけがそれを理解できるのさ。
実は私も、夢を追いかけて海外でサッカーをしていた時期がありました。そのときのチームメイトに「君にとって幸せって?」と聞いたときの答えは今でも私の宝物です。
「健康でいること」
「家族との時間を大切にすること」
「普通の仕事があること」
これは当たり前のことですが、意外とこれらの幸せに気づけていない人が多いのではないのでしょうか。
簡単に見えるものが最も非凡。まさに、簡単に見えるものこそしあわせの秘訣。ということをこの本は教えてくれているのだと思います。
「目的意識」と「今」
また、彼は旅の中でこんな指摘もされます。
おまえは常に自分が何を欲しているのか知らなくてはならない。
お前の心があるところにお前の宝物が見つかる。
目的意識の重要性(私の解釈ですが)です。
しかし、自分がなにを目指すべきか、何をしたいのかわからないという人もいる人でしょう。私もそうでした。サッカーを辞めた途端、自分がなにをしたいのか、なにが向いているのかわからず悩みました。
そんな人のためにか、本書ではこのように教えてくれます。
もしお前が現在によく注意していれば、お前は現在をもっと良くすることができる。そしてお前が現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。未来のことなど忘れてしまいなさい。
目的意識が持てないという人は、まずは今の状況を良くするために努力してみることをお勧めします。
例えば、与えられた仕事でよい成果を出そうと努力する、周りの人のためになることをしてみるなど…。
今を良くすれば、将来も良くなります。
まとめると、
・迷ったときは勇気の必要な選択を
・当たり前こそ大切
・目的意識を持つこと
・持てなければ今を良くしようと努力すること
なんだか、こんなに大好きで魅力に溢れた本なのに自分の言葉を通すと薄っぺらくなってしまいますね。
誰かアドバイスやフィードバックをください…。そして、ぜひ実際に読んでみることを強く強くオススメします。
ではまた。
Tschüss!!