人生のびぼー録

サッカー選手、教師を経て営業マンになった人のブログです。

あわてんぼうのサンタクロース

ボールが上手く蹴れなくなる夢を見た。 夢から覚めた直後、隣にいた妻につい聞いてしまった。

「今まで約20年みんなが遊んでるときもひたすら練習してきたつもりだったけど、引退した途端にまた一からのスタートになっちゃったよ。またなにかを20年近く続けたら、サッカーみたいにある程度のレベルで戦えるようなものができるかな?というよりそもそも、そんなものが見つかるのかな?」 と、ずっと妻には言わないようにしてきたことをつい漏らしてしまった。

しかし、そんな答えもでないようなどうしようもない質問に思わね回答が返ってきた。

 

「どんなに焦ったところで運命の人とは出会えないみたいに、そういうのは焦って見つかるものでもないと思うよ。

いろんなことやってみて経験して、ダメだったらやめて次いけばいいだけなんだから。」

 

 

つくづく、器の大きさを感じた。そして腑に落ちた。 求めることは大事だけど、求めすぎると視野が狭くなるよな、と。

 

前回、会社のCEOに自分年表の話をしてもらってから (トイレの出待ちで学んだ「やりたいことを見つける」ために大切な2つのこと) 時間をとって何度か書いてみようとトライしたが 「愛情と笑顔と幸せが溢れる家族でい続ける」以外のビジョンが全く浮かばなかった。

 

つまり何が言いたいかというと、僕みたいに生き急いでしまう人は、 とりあえずいま自分ができることを精一杯やるべき。 かつ、偶然のチャンスを掴める準備を。

http://bibo-roku.com/2018-09-18-080315/

 

僕と同じように焦りがちな人にも届きますように。 Mr.生き急ぎより。 Merry Christmas! ではまた。Tschüss!

トイレの出待ちで学んだ「やりたいことを見つける」ために大切な2つのこと

白いねぇ。締めの挨拶で、そのテーマについて話をさせてよ」

そんな流れで、代表取締役CEOと新入社員(僕)の対談が 会社の創立10周年記念パーティーで行われた。

 

テーマは、「自分が本当にやりたいことを見つけるために大切なこと」について。 とんでもない学びを得ることができたので、共有したい。

 

教えていただいたポイントは2つ ①自分年表 ②誰と会うか どういうことか。

 

以下、代表のお話より。

自分年表

僕はね、自分年表というものを17歳からずっと書き続けている。

(※自分年表は現在の年齢から95歳くらいまでに、この年までにこうなりたい、こんなものが欲しいっていうものを、なれたらいいなではなく、本気でこうなりたいというもの表にして書き出すもの) そうすると、自分はこうやって死んでいくのかっていうのが客観的にわかる。 必然的にそれまでに何がやりたいのかは出てくるかもね。 それをやってみるといいよ。

 

誰と会うか

創業当時、僕と今の株主の内の1人に「社長とは何をすべきなのか」と教えを乞うた。 すると、「君は営業が得意そうだよね」と言われて、すごくムカついたことがあった。 なぜかというと、営業マンが嫌で会社を立ち上げたから(笑) でもそう言われてから今までやってきて、10年経ったいま、あなたの1番得意なものは何ですかと聞かれたら、「営業」だと自信をもって言える。 その人がいたから今の僕があるんだ。

つまり、なにが言いたいかというとね、 自分のやりたいこととか、自分がこの道で生きるっていうものは 大体、人に教えてもらうんだよ。 自分じゃわからないことが多いんだ。

 

だからこそ、"誰に会うか"が大切。 結局”誰に会えるか”だけが人生だから。 本当に「こいつだ」って人にたまたま会えれば 自分のやりたいことが見つかるんじゃないかな。

 

対談を終えて…

新入社員の話を親身に聞いて下さる懐の深さと 即興で対談の機会をつくってくださる代表の器の大きさに、ただただ驚愕させられた。 また、結局誰に会えるかだけが人生というのは、胸に突き刺さるものがあった。

 

こういった話を聞いたとき、学んで実践しない人がほとんど。 自分は次回の更新にて実践しようと思う。

皆さんも、ぜひこの機会に「自分年表」を作ってみてはどうだろうか。

そして周りに面白い方がいたら、ぜひご紹介ください(笑)

 

 

ではまた。

Tschüss!

初めて”友達”にインタビューをされたので、「引退」の経緯を語ってみた

先日、友人にインタビューをされるという経験をした。 主に24歳にして現役を引退したきっかけについて。 聞かれて、改めて考えて答えることによって、 自分の頭もすっきりした。 友人の許可の元、下記に転載しようと思う、

(以下、転載引用)

 

カズは世代別日本代表だった。 一緒に代表に入ったメンバーはみんな有名な選手ばかりだ。 凄いとしか言いようがない。 僕からしたら世代別の代表は夢のまた夢だった。

そんなカズと僕は、ヴァンラーレ八戸で同じチームになった。 ポジションも一緒。2人とも試合に出れない日が続いた。 毎朝、練習前に筋トレ、体幹、ストレッチをするのが日課だった。 毎朝、隣でやってたのがカズだ。

 

ある日、練習終わりに「おい、やろうぜ」とカズに声をかけられた。 そこから練習が終わった後の自主練が始まった。

 

自主練を一緒にするようになってから気づいたことがあった。 それは真っ直ぐで熱い男という事だった。 やりたい事はやる。 やりたくない事はやらない。 そんなカズに心のどこかでリスペクトしている自分がいた。

そして、カズは今、サッカー選手を辞めた。 ドイツに渡ってサッカーをし、結婚をし、子供もいる。 一年前の僕らには想像できない人生になっている。

そんなカズに対して僕は少し聞きたい事があったから聞いてみた。 少しの間、お付き合い下さい。

 

僕が、カズに聞きたいこと。 ・あのサッカー小僧が引退を決断した理由 ・世代別代表に入ってたカズが苦しんだ理由 ・サッカーを辞めて苦労していること

これらを聞いていきたいと思う。 (以下、本人回答の引用)

 

引退を決断した理由について。

サッカー選手を引退したきっかけは以下の4点がキーワードになる。 ・目的 ・満足と限界 ・変化

①目的について

18歳のときに計画をたてた。 ・21歳、大学を卒業したら最低でもJ2に行く。 ・23歳、J2で二年以内に結果を出し、J1へ。 ・25歳、J1で経験を積み、選手として一番旬なときにドイツへ挑戦しに。

最終目的がドイツでサッカーをすることだった。 あわよくば世界一のサポーター数を誇るドルトムントでプレーがしたくて。 しかし21歳、J2どころか、JFLのチームしか行けなかったうえに、試合にすら出れなかった。

最終目的達成のために計画を変更した。 計画通りにいかないなら、今、ドイツに行こう、と。

 

②満足と限界について。

渡独後、ドイツ5部リーグに半年間所属。 奇しくも、キャリア最後の試合はドルトムントとの試合だった。 ドイツ5部リーグがなぜか、夢のドイツ1部のチームと。 親善試合だったが、神様からのサプライズだとも思った。 しかしそこで満足してしまった。 そして限界を感じた。 残念ながら、こいつらにはサッカーでは勝てないと。

 

③変化について。

子供の頃はサッカーが楽しくてしょうがなかった。 練習や試合が本当に楽しみで、スパイクを買ってもらうと枕元に置いて寝ていた。 ドリブルが大好きなサッカー小僧で 夢は世界一のドリブラーだった。 誰にもボールを渡したくなかった。 それがいつからか、ミスを恐れるようになった。

サッカーが楽しくてプレーするのではなく 結果がほしくてプレーをするようになった。 そしていつしか、心からサッカーを楽しめなくなった。

 

まとめると、 ”目的”を達成したこと そこで満足し、限界を感じたこと サッカーを楽しめなくなるという心の変化があったこと が引退の主な理由となる。

 

 

今、カズが多くの人に伝えたいこと。

〈変化〉の部分と重なる部分があるけど サッカーを楽しむ気持ちは忘れないでほしい。 誰かが言っていたけど、サッカーの指導者としての成功は教え子が選手として成功することじゃない、 一生サッカーが大好きな永遠のサッカー小僧でいてくれることだと。 僕が指導者になるなら、そんな選手を育てたい。 サッカーは楽しいものなんです。

そしてこれは、人生においても同じことが言えると思う。人生楽しんだもん勝ち。楽しんでるやつには誰も勝てない、と僕は思う。

 

世代別代表に入ってたカズが苦しんでた理由。

・自信 ・武器の欠如 ・楽しむ余裕 もっともっと自分だけの武器を磨くべきだった。 武器をどれだけ鋭く、尖らせることができるか、それが自信になる。 その自信が心の余裕になる。 心の余裕が勝負を楽しむ、サッカーを楽しむ要因となる。

 

 

サッカーを辞めて苦労したことは。

サッカーを辞めた途端にやりたいことが自分でわからないという状態に陥っている。 サッカー選手吉田一彦ではなく、社会人吉田一彦に変わった。 やりたい仕事がわからない、 いきたいと思える会社もない。 今は今の会社でやれることを精一杯やろうと思っているがサッカーをしている間にもう少しほかの世界に目を向けることも必要だったのかなと思う。

 

以上、ありがとうございました。

今回、僕がカズの話を聞いて感じた事。

辞めるにも勇気が必要なんだと思った。 納得して辞める人、そうでない人。 どっちにしろ決断というものをしなければならない。 僕も、遅かれ早かれその決断というものがやってくる。 僕はまだ雑草のように諦め悪く生きる予定だ。 ただ、カズのようになにが起こるかわからない。 その為にも、1日1日を悔いの無いように生き抜きたい。 数少ない僕にしかない武器で戦おう。 そして、もう一度サッカーを楽しもう! 改めて、サッカーの本質に気づかせてくれた。 ありがとうカズ。

そして、改めて思うのがサッカーを辞めた自分の姿。 正直、なにも思いつかない。 でも、サッカーに対しては嘘をつかず真摯に向き合ってきたつもりだ。 やりたい事も薄っすらだがある。 ただどうすればいいのかわからないといった事が現状。 カズが言うように、現役の時にいかに吸収して、還元するか。 本当にそれが大切だと思う。 現役の時は、応援はしてもらえる。 ただ辞めた途端にそれはなくなる。 サッカー選手ではなく、社会人になった時に、その時に考えるのではなく、しっかりと準備するという事。 もちろん、サッカーを真剣にするのは当たり前。そこはブラさない。言われなくてもわかってる。 ただ、24時間サッカーをできるわけではない。 やっていない時にどうするか。そこだと思う。

社会にでたら大きな波がやってくる。 その中で、大きな波に飲み込まれたらダメだと思う。 一人の男として、しっかりと自分の足で立ち、どんな波にも負けないようにならなければいけない。

東京出身のカズと宮城出身の僕は、サッカーをしていなければ関わる事もなかった。 これもサッカーをしていてよかった事。 今しかできないサッカーを続けた事によって、僕は多くの事を経験し、多くの出会いがあった。もし大学四年の時に、戻れて、就職するか、サッカーを続けるかという選択になった時には、もう一度サッカーの道を選ぶだろう。 就職していたら、、というものは、やっていないからわからないが、それも周りの人を見る限り充実していると思うけど、僕はサッカーが好きだからこの道しか選ばないと思う。 そして、カズとは今後も刺激を与え合いながら切磋琢磨して行きたいと思っている。 なにか一緒にまた出来たらと期待して待っている。

吉田 一彦(よしだ かずひこ) 東京都出身。 FC東京ユース、東京学芸大、ヴァンラーレ八戸を経て、ドイツに挑戦。 今年6月に現役引退。その後、就職。 現在は、色々と模索中とのこと。

 

以上、ヴァンラーレ八戸時代に 共に戦った仲間からのインタビュー。 インタビュー後に気づいたが、 引退後のきっかけがもう一つあった。

サッカーを通じて、決して多くはないが こんな素晴らしい仲間たちと出会えたこと。

もう十分ってぐらい、素敵な人たちに出会えた。 今度は僕が次世代へ、その機会を作ってあげる 出番が来たのかな。 なんてね。ではまた。

Tschüß!

以下、転載元

https://note.mu/kosei24/n/na19ee97bfcc

やりたいことが自分でわからない人に読んでほしい本

世間で話題になりすぎると逆に関心がなくなるという経験がよくある。 重い中二病を患っているのかもしれない。。。

 

例に漏れず、一時期話題になった「夢をかなえるゾウ」もずっと読まないままでいた。 が、ひょんなきっかけから、読むことになったので今日はその感想について。

 

結論

絶対に読んだ方がいい。

 

どんな人が読むべきか

自分で自分のやりたいことがわからない全ての人へ。

 

なぜ読むべきか

簡単なあらすじと特に印象に残ったシーンについて。

≪あらすじ≫ さえないサラリーマン生活を送りながら自分を変えたいと願う青年と、青年の元に突然現れた関西弁のインドの神様ガネーシャ。 変わりたいと願う彼にガネーシャが次々と面白おかしく課題を出していく物語。

 

《特に印象に残ったシーン》

やりたいこと、向いてることがわからない、 ”僕”とガネーシャのやりとりから。(一部省略)

ガ「自分、ラーメンは何味が好き?」

僕「僕はとんこつ味です」

ガ「お、ワシと一緒やな。で、質問やけど、 なんで自分はとんこつ味が一番好きてわかるんやろな?」

僕「それは他の味と比べてとんこつがおいしかったからです」

ガ「せやろ、つまり『ラーメンの他の味を食べた』から分かんねん。つまりは『経験』や。 全部経験してるから選べんねん。自分にどれ向いてるか分かんねん。 でも、自分ら、一番大事な『仕事』に関しては、全然経験してへんやないか。 生まれてから死ぬまで、ずっと同じ味のラーメンしか食べてへんやん。…」

思わず唸った。やりたいことがわからなかった理由がようやくわかった。 経験していないからだ。ガネーシャが言うように、食べてみなくちゃ、わからない。 この例えには非常に納得させられた。

生活の中心だったサッカーがなくなった今、 僕がやるべきことは、自分のやりたいことについて考えることではない。 やってみることなんだと気づけた。

 

他にも学ぶべきことが本当にたくさん詰まっている。 働き方、仕事について、そして、人生について迷っているすべての人たちにこの本をおすすめしたい。

絶賛迷い中の24歳より。

ではまた。 Tschüß!

画像元 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E5%A4%A2%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%BE%E3%82%A6+%E4%B8%AD%E5%8F%A4/

子どもを授かってからドイツに行った大バカ者の話

今日は、この先の人生に迷うすべての人に向けて。

 

僕には5か月になる娘がいる。 ここだけの話、娘を授かったとわかったとき、産んでも育てることができないのではないかとひたすら迷った。 (無論、命を選択する権利は僕らにはないのだが。)

 

所属チームを辞め、退路を断った状態で ドイツへの渡航予定日の3週間ほど前に妊娠が発覚したからだ。

当時は相当パニックになった。 ・10年前からの夢であったドイツへの挑戦を諦めて今すぐ働く ・夢のために命を諦める の選択肢しかないと思ったから。 同じ境遇の人なんて、見たことがないから誰に相談したらいいかもわからない。

 

…結論から言うと、半年でドイツに家族を連れてこれる契約を勝ち取る、 できなければサッカーをやめて働くという約束のもと、入籍し渡独した。

 

そのときの決断に際して、友人からの一言が印象に残っているので備忘録として書き残す。

「どっちを選択しても、十字架は背負うことになるね。」

 

つまり、 産む選択は、子を育てる苦労を背負うことに 産まない選択は一生の後悔を背負うことになる。

 

これはどんな決断にも言えるはずだ。 進学、就職、転職、結婚など…。

決断することは、不安と責任という十字架を背負う。 行動しないことは、後悔という十字架を背負う。

 

僕は現役引退と結婚によって、将来への不安と責任を背負った。 現状、自分のやりたいこともわからない。

 

だけど、結果的には夢と命を諦めることなく、後悔という十字架を背負わずに済んだ。

6歳も年下で、定職もない、これからドイツにいくという阿呆の子どもを授かり、 その挑戦を許してくれた世界一器のでかい妻のおかげで。

しかもこれからの人生楽しいことが3倍、悲しいことは3分の1という特大おまけつき。 挑戦の結果は伴わなかったけどね。

 

 

あなたはどっちの十字架を背負う? きっと十字架を伴わない選択肢はない。

 

…この先の人生に迷うすべての人へ。 絶賛人生迷い中の24歳より。

 

Tschüss!

結論としては、ドイツ5部リーグで桁違いの上手さの選手がうじゃうじゃいたから。

ドイツは3部リーグからプロ。基本的に4部はほぼ全員サッカーだけで飯を食っていると思ってもらっていいはず。5部以下はチームとしてはアマチュアになる。もちろんチーム内にプロ契約のようにチームからの給料だけで生活している選手もいる。

これでも一応、それなりのレベルでサッカーをしてきた自負があったが、そんな自分が鼻くそに思えるほどみんな上手い。 上手すぎて笑っちゃう。でもそんなやつらと一緒にサッカーができてるのが嬉しかった。

 

 

今日はそんな元チームメイトの、特にこいつは上手かったというやつを紹介したいと思う。※()内は年齢

 

まずはMorre Haar(24) 呼び名は、モガー。 こいつは身長190cmオーバーの左利きのセンターバック。でかいのに足元の技術やキック制度も非常に高い。 カッとなりやすくすぐ退場するのがたまに傷。 退場になって、出場停止になった試合の前日は当たり前のようにパーティーへ。

 

続いてTobius Hötte(28) 呼び名は、 ヘッテ。(写真右) 見てわかる通り、ラグビー選手のような肉体をもつセンターバック。足もめちゃくちゃ早くて、後ろに彼1人いればとりあえず安心。昼間は警察官として働いている。 めっちゃ屁をこく。

 

お次は、Sebastian Mützel(29) 呼び名はミュッツェル。左利きのアタッカー。 よくサッカーやってない人が、経験者のシュートを見えないほど速いというの聞くが、こいつのシュートはサッカーやってる人から見てもまじで見えない。 練習場までいつも愛犬のリニー(ゴールデンリトリバー)と一緒に来る。

 

続いて、Irias Anan(22) 呼び名はイリ。 イリアスは一言で言うと、天才。ただただ天才だった。 5部にいていいレベルじゃなく、世界の広さを痛感した。 びっくりするほど帽子が似合わない。 ちなみに右はチームメイトに髪を切ってもらっている自分。 死ぬほど後悔したことは言うまでもない。

 

 

以上、ドイツの元チームメイトの紹介。 独断だが、こいつらは間違いなくJ1でやっていけると思う。 ドイツのサッカー事情についてもっと詳しく知りたい方がいたら

ぜひ連絡いただければ。

今日はこのへんで。

Tschüss!

不安、心配事の正体

 

うやら不安や心配事の原因は、”暇” らしい。
言われてみれば確かに、忙しいときには余計なことを考える暇はない。

 

朝、会社や学校に遅刻しそうだ、とバタバタ準備しているときに考えることは1つ。
どうしたら間に合うか。それだけ。

 

不安や心配事を解消する一番の方法は、忙しさなのかもしれない。
だからこそ、没頭できるものがある人は羨ましいし、かっこいい。

 

僕が尊敬するバリスタはこう言っている。

(〇〇歳にして、当時手にしていたアメリカの

エリートサラリーマンという地位と安定と永住権を捨て、コーヒー屋を始めた男)

― なぜエスプレッソにのめりこんでいったのでしょう?
夢中になったのはエスプレッソというものが、基本的にとても難しかったから。自分が思っていたより難しかった。小さいころから他にも夢中になったものはたくさんあったんです。スキーをやればインストラクター、サーフィンをやればテストライダーをやってのけた。でもどこかでプツンとやめる癖があるんですよ。難しいから夢中になるんですけど、ある地点で「あ、俺じゃなくていいじゃん」と思うと、そこで辞めてしまう。辞めたものはたくさんありますよ。野球もスキーも高校で辞めた。サーフィンもそう。自分以外にできる人がいたら「俺じゃなくてもいいかな」と思ってしまう。でも「これは自分にしかできないことだ」と思えば、それを会得するための苦労は何とも思わない。

 僕が人生で最も大切にしていることは、自分のタレントーーーつまり、才能を見つけることだと思っているんです。誰にでも生まれてきた意味はある。その人自身の才能が必ずあると思っているんです。それを見つけるのが人生の意味だと思っている。

「コーヒーの人/大坊勝次、田中勝幸」より

サッカーをやめた今、毎日先のことで不安になる。
自分がなにがしたいのか、なにが向いているのか、自分が何者なのかわからないから。
暇なだけだと言われたら、そうなのかもしれない。

 

でもこの人のこの言葉に出会って知ることができた。それを見つけるのに時間がかかってもいいということ、それを見つけることこそが人生の意味なのか、と。

でもきっと、またすぐ不安になる。
そんなときは何かしらで忙しくなれるようにしようと思う(笑)

 

まずは愛する家族のために、自分にできることをやろう。
そして、死ぬまでには自分の才能が見つかるといいなあ。

 

ではまた。Tschüss!