人生のびぼー録

サッカー選手、教師を経て営業マンになった人のブログです。

不安、心配事の正体

 

うやら不安や心配事の原因は、”暇” らしい。
言われてみれば確かに、忙しいときには余計なことを考える暇はない。

 

朝、会社や学校に遅刻しそうだ、とバタバタ準備しているときに考えることは1つ。
どうしたら間に合うか。それだけ。

 

不安や心配事を解消する一番の方法は、忙しさなのかもしれない。
だからこそ、没頭できるものがある人は羨ましいし、かっこいい。

 

僕が尊敬するバリスタはこう言っている。

(〇〇歳にして、当時手にしていたアメリカの

エリートサラリーマンという地位と安定と永住権を捨て、コーヒー屋を始めた男)

― なぜエスプレッソにのめりこんでいったのでしょう?
夢中になったのはエスプレッソというものが、基本的にとても難しかったから。自分が思っていたより難しかった。小さいころから他にも夢中になったものはたくさんあったんです。スキーをやればインストラクター、サーフィンをやればテストライダーをやってのけた。でもどこかでプツンとやめる癖があるんですよ。難しいから夢中になるんですけど、ある地点で「あ、俺じゃなくていいじゃん」と思うと、そこで辞めてしまう。辞めたものはたくさんありますよ。野球もスキーも高校で辞めた。サーフィンもそう。自分以外にできる人がいたら「俺じゃなくてもいいかな」と思ってしまう。でも「これは自分にしかできないことだ」と思えば、それを会得するための苦労は何とも思わない。

 僕が人生で最も大切にしていることは、自分のタレントーーーつまり、才能を見つけることだと思っているんです。誰にでも生まれてきた意味はある。その人自身の才能が必ずあると思っているんです。それを見つけるのが人生の意味だと思っている。

「コーヒーの人/大坊勝次、田中勝幸」より

サッカーをやめた今、毎日先のことで不安になる。
自分がなにがしたいのか、なにが向いているのか、自分が何者なのかわからないから。
暇なだけだと言われたら、そうなのかもしれない。

 

でもこの人のこの言葉に出会って知ることができた。それを見つけるのに時間がかかってもいいということ、それを見つけることこそが人生の意味なのか、と。

でもきっと、またすぐ不安になる。
そんなときは何かしらで忙しくなれるようにしようと思う(笑)

 

まずは愛する家族のために、自分にできることをやろう。
そして、死ぬまでには自分の才能が見つかるといいなあ。

 

ではまた。Tschüss!