人生のびぼー録

サッカー選手、教師を経て営業マンになった人のブログです。

スタートライン

たった半年だが、ドイツに行って感じたのは「楽しんでいるやつには敵わない」ということ。楽しんでいるやつには、遊びを効かせる余裕がある。 余裕があるから楽しめるのか、楽しめるから余裕があるのかはわからないけれど、とにかく楽しめるやつは強い。

さて、今月から僕は仕事が変わり、特別支援学校で教師をやることになった。理由は一つ、楽しそうだと思えたからだ。 ただし任期は1年。その後どうなるかはわからないが、始めて1週間経った今も楽しいと感じているこの仕事を、少しでも長く続けられるようにしたい。

そのために何ができるか。

今は出来ないことだらけだが、 ・特別支援学校の教師として何ができるのか ・吉田一彦として何ができるのか この2つを追求していきたいと思っている。もちろん楽しみながら。

見てくれている皆様、僕は元気にやっています。これからもちょくちょく様子を覗きに来てもらえたら嬉しいです。

ではまた。 Tschüss!

ひたすら背中を追いかけて

「目的意識を持て」 それが父の口癖だ。 今思うと、大学を卒業してサッカーを続けるか、就活をするか迷った時もこの言葉を頼りにした。 大学卒業を前に、自分の将来の最終目的はなんだろうと考えてみた。

僕にとってのそれは、幸せな家庭を築くことだった。

そこから逆算すると、 幸せな家庭を築くには、 素敵なパートナーに出会わなければならない。 素敵なパートナーに出会うためには 自らがそれに見合う魅力的な人になる必要がある。 では、魅力的な人ってどんな人だろう?

当時の僕が出した答えは 夢を追いかけて(好きなことをして)キラキラしている人だった。 目的から逆算して僕は、サッカーを続けるべきだという結論に行き着いた。

 

 

今回も同じだ。仕事を選ぶ上で、僕はどんな最終目的をもって生きていきたいのだろうと考えた。

やはりそれは、幸せな家庭を築くことだった。 ただ、大学時代と違うのは、すでに家族と共に幸せに暮らせていることだった。 だから目指すべきは、幸せな家族でい続けること。

幸せな家族でい続けるためには 自らが幸せである必要がある。 自分の笑顔が、家族を笑顔にさせるから。

 

 

だから、笑顔でいられそうな仕事を選んだ。 「成長」という観点では、他にも選択肢があるかもしれないが、現状最も楽しそうだと思えたのがその仕事だった。実際やってみてどうだったかは、また随時報告したいと思う。

 

目的意識を持て。 そう自分に言い聞かせ、今日も父の背中を追いかける。

 

ではまた。 Tschüß!

辞めると言ったら、社長が出てきた話。

退職まで残り1ケ月を切ったタイミングで本社から社長が来た。もちろん目的は僕じゃない。

その日の夜、社長から呼び出しがかかった。社長、幹部役員数名、そして僕。どう考えてもおかしな構図。

 

結論から言うと、グループ会社に異動してあと1年だけ続けてみろ、ということだった。

迷った。本気で迷った。従業員600人超のトップに立つ社長が、入社して半年の平社員に直々に言うのだから。 こんな社長はなかなかいないだろうし、こんなチャンスもなかなかない。気持ちが動転して、帰って妻にすぐ相談した。この機会に挑戦したいと。

 

妻は言った。 「あなたが決めたことなら、私は賛成する。 でもドイツに行ったとき、人にどうこう言われてドイツ行くのをやめたりしたかな?

 

僕は我に返った。決めるのは自分。本当に自分がやりたいと思ったことをしよう、と。めまぐるしいビジネスの世界に身を置くことは必ず身になる。とてつもなく成長できるのは、経験していなくてもわかる。

 

でも僕は、それが遠回りだろうがなんだろうが 自分は自分のやりたいことをやろう、と思った。

気づかせてくれた妻に感謝。

Was möchtest du? (あなたは何を求める?)

ではまた。 Tschüß!

好きと遊びを極めた3人から学ぶ

理想の働き方ってなんだろう?

そのヒントが得られるであろう、好きと遊びを極めた人の言葉を紹介したい。

まずは僕の大好きなラッパー、R-指定が2018年に行ったワンマンツアー「生業」の冒頭部分をまずは紹介。

 

「俺は夜な夜なずっとラップやってきました。ラップばっかししてきました。それしかしてません。 ラップばっかししてきた結果、いまそれが俺のしのぎであり、遊びであり、この先も続くであろう、俺の生業です

 

遊び、好きを極めた結果が今の彼。 彼にとって遊びが生業であり、生業が遊びなのだ。 そしていま、彼は日本HIP HOP界の頂点に君臨している。

 

続いて、音楽関係からもう1人。

Q:ギターが手っ取り早く上達する方法ってありますか? A:あります。毎日弾くことです。 Q:ギターの飽きない練習方法はありますか? A:あります。練習だと思わないことです。

 

言わずと知れた、BUMP OF CHICKEN藤原基央インタビューより。 日本で最も有名なロックバンドの1つとなった所以がここに。

 

 

最後はサッカー界から。 日本で最もサッカーを楽しんでいる男、中島翔哉

 

「僕が移籍する時に大切にしていることは、お金や名声、リーグのレベルやチームの知名度ではなく、一般的な知名度やレベルを一度忘れて、自分の目で見て、自分の中でそのチームの強さを決め、自分のプレースタイルに合っているかどうかを見極めることです。なぜなら、強いチームやとても有名なチームであってもその時の自分に合っていなければ意味がないですし、 チームやリーグのステップアップが必ずしも自分にとってのステップアップになるわけではないと思っているからです。 以前にインタビューなどで誤解をさせるような伝え方をしてしまったのは申し訳ないと思っていますが、僕はCL等の大会自体には大きなこだわりはありません。もちろん小さい頃から夢見てきた舞台ではありますが、それよりもポルティモネンセやアル・ドゥハイルのように自分に合っていることや自分自身が魅力を感じるようなチームでプレーをすることの方がより重要だと思っています。 そしてもうひとつは、移籍先のチームが今の自分にとって一番楽しそうだなと思えるプレースタイルであり、普段の生活でも楽しいと感じる環境であることです。 今回、移籍を決めるまでに実際にカタールへ2度訪れ、チームのサッカースタイルと監督の考え、そしてカタールの雰囲気や環境などを肌で感じてきました。 サッカーの面ではもちろんとても楽しそうだと思いましたし、カタールでも僕の奥さんとわんちゃんたちと不安なく幸せに楽しく暮らせると確信しています。 もしかしたら甘いと言われるかもしれないですが、僕はこれから先ずっとあくまでもサッカーは楽しいスポーツとしてやっていきたいと思っていますし、 何よりも大切な家族と共に楽しい環境にいることが、自分の目指してるサッカーをすることに繋がると思います。

 

彼も日本サッカー界の先頭を走るような選手であることは間違いない。 自分の立ち位置なんてものには毛頭、興味もないのだろうが。

3人を見てなんとなくわかるけど、 たぶんきっと、そういうことなんだろう。この世界の法則というものは。 好きなことを見失ってはいけないのだ。 遊ぶことをやめてはいけないのだ。 好きなことを追求することを諦めてはいけないのだ。

 

そう自分にも言い聞かせ、とりあえず今日は昼寝をする…(笑)

Gute Nacht!

流れに乗ってみる

20年近く一つの競技に情熱を注ぎ、引退して約半年、情熱の矛先を追い求めていた。

働きながら他に仕事を探すも、やりたいことも行きたいと思える会社もなかった。やりたくないことはやりたくなかった。

そこからある人に出会い、やりたいことより 自分にできることをすべきだと学んだ。

そう言われて考えてみたが、やりたいことがないうえにできることすらないじゃないかと絶望した。まさに先の見えないトンネル。

 

…ここまでは前回も言った。

 

 

そんな中で、あるきっかけで出会った方が養護学校での仕事を紹介してくれた。

乗り気ではなかった。 しかし、話を聞きに行く途中の新幹線の中で、あるビジネスマンに出会う。 見るからに高級そうなスーツ、良い時計、良い靴を身に付けていた。確かにかっこいい。 ただ、自分が目指しているのはこうじゃない、ということを強く感じたのを覚えている。

 

そして、担当者と顔合わせ。 面接官は一見、”普通”な方だった。 ただ、とにかく物腰が柔らかく、それでいて凛としていて器の大きさ、人としての大きさを感じさせられた。 話す言葉、雰囲気、一挙手一投足に優しさがにじみ出るような方。 そんな彼に養護学校で仕事を始めたきっかけを聞いた。

「僕も偶然ですよ。行きたかった会社に行けずに臨時でこの仕事を始めました。 ただ、仕事をしてから初めての長期休みに 子どもたちに会いたくてもどかしくてなってしまって・・・。 そこからもう何十年もこの仕事なんです」

ただただ羨ましかった。 自分もこんな風に仕事ができる大人になりたいと。

今はやりたいこともできることもない。 それならこの流れに乗ってみたいし、初めて他のことに挑戦してみたいと思った。 そんな経緯で僕は、次の道に進もうとしているのでした。

 

ではまた。

Tschüss!

最後に尊敬する方のブログの一部紹介。 すごい経験。 経験って財産だなと改めて。

ブラジル人。 遊べる余裕なんかなく、毎日を必死に生きてる。 2002年。初めてブラジルの地でサッカーした。 その当時、僕はミズノのスパイクにナイキの服でサッカーをしてた。 チームのみんなは、白のタンクトップに短パンでシューズは無メーカーのを履いていた。 サッカーをしにくるのもその格好で帰るのもその格好。 みんなは僕のスパイクを手に取り、珍しそうに見る。 昨日着たものを今日も着てくる。 バックはサッカーバックではなく、袋のものもいる。 そんな生活を1週間続けてたら、僕は着てるものも履いてるものも身につけているすべてのものが恥ずかしくなった。 その当時、1番サッカーが下手なやつが、良いものを着て、良いものを履いて、良いものを身につけてサッカーをしてるから。 次第に着るのをやめて現地で白のシャツを買った。 真っ黒のスパイクを買った。 オヤジとオカンが買ってくれたものを恥ずかしいと感じるくらいの自分の実力に幻滅した日だった

ゼツボウハハジマリ

【近況報告まとめ】

・現役引退⇒やりたいことがわからなくなる ・やりたいことよりまずは自分にできることを、と学ぶ ・自分には経験もスキル(自分にできること)も何もないと気づく⇒絶望する ・藁をも掴む思いでとにかく行動してみる ・仕事の話が舞い込んでくる ・とりあえずやってみることにする←New!

 

【そこから得た教訓】

絶望ははじまり 祈っても宝くじはあたらない(行動しろ) 機会は逃すな ものごとをよくしようと努めろ

 

【近況の詳細について】

・現役引退⇒やりたいことがわからなくなる サッカー以外に情熱を注げるものが見つからない。かといって、プレーすること以外にはサッカーもあまり興味がない。 求人サイトや転職サイトを毎日のように眺めてみるが、心は動かされない。

 

・やりたいことより自分にできることを、と学ぶ 2つきっかけがあった。 1つめは「林修先生 vs 高学歴ニート」 という題目の番組で、林先生が言った言葉。 (詳細はこちら)

2つめはブラジルで5年、イタリアで1年プロとしてサッカー選手をしていたという方に会ったときに言われた。

 

・自分には経験もスキル(自分にできること)何ももないと気づく 林先生は、やりたくないけど、塾講師をやったらどこからも引っ張りダコになった。 ブラジルの方は、指導者をやってみたら県内から彼に教わりたいと選手が集まってきた。 だからやれることをやるべき。

…いやいや、そんな才能無えわ! やりたいこともできることもない。 正直かなり落ち込んだ。まさに絶望した。

 

・藁をも掴む思いでとにかく行動してみる 何をしたらいいのかわからないから、少しでも興味がわいたらとりあえず行動した。 祈るだけじゃ宝くじはあたらないから。 やる気は生ものだとも学んだ。

 

・仕事の話が舞い込んでくる ・とりあえずやってみることにする←New! そうして行動し続けた結果、たまたま仕事の話が来た。 とりあえずやってみることにすると書いたが、本当にいろんなきっかけがあって、直感的に飛び込んでみるべきだと感じた。

そんなこんなで近況報告。

 

【結論】

 

つまりは何が言いたいかというとこれです(笑)

 

世界に変化を望むのであれば、 自らがその変化となれ

ブーブー文句や愚痴を言うよりは 黙々と自分をアップデートしていく男でありたい。

以上、最近は体重もアップデートされている デブ彦でした(笑)

 

ではまた。 Tschüss!

ふぁっきゅーありきたり

「その違和感、間違ってないと思うよ」

初めて参加した結婚式で、ある先輩に言われた言葉。

久々に会う先輩や同期。将来について悩んでいた自分にとってはもはや就活だった。血眼になって仕事の話を聞きまくる。 もちろん、お世話になった先輩新郎新婦は全力で祝福。

おそらく1日で30人ぐらいの人とは仕事の話ができたのではないかと思う。 口酸っぱく言われたのは

  • 絶対に東京で仕事をすべき
  • 30歳までに転職しろ
  • 普通に東京で就職すりゃ稼げる

ごもっともだ。そんなことはわかっている。結婚して実家がある東京か、妻の地元の青森で暮らすか迷った。 大学の同期はそれなりの企業に就職し、ボーナスだってもらってる。 かたや俺は青森田舎の安月給。ましてや家族もいる。 そりゃ東京の方が成長の機会が圧倒的に多いのは分かる。でも今は、東京での生活に惹かれない。 東京に行ってやりたい仕事もなければ、行きたい会社もない。

ただ、僕の尊敬する先輩の一人は違った。 「その違和感、間違ってないと思うよ」 その言葉を聞いて焦るのはやめた。

 

…ということで今日の一節。 大好きな小説、「アルケミスト」より

夢の追求の過程で、彼はやる気と勇気を常にテストされていた。 あせってもいけないし、いらいらしてもいけなかった。 もし、衝動にかられて先を急ぐと神様が道すじに置いてくれたサインや前兆を見落としてしまうだろう。

きっと間違いじゃない。 それを証明するために今日も一日。 ではまた。 Tschüss.