人生のびぼー録

サッカー選手、教師を経て営業マンになった人のブログです。

好きと遊びを極めた3人から学ぶ

理想の働き方ってなんだろう?

そのヒントが得られるであろう、好きと遊びを極めた人の言葉を紹介したい。

まずは僕の大好きなラッパー、R-指定が2018年に行ったワンマンツアー「生業」の冒頭部分をまずは紹介。

 

「俺は夜な夜なずっとラップやってきました。ラップばっかししてきました。それしかしてません。 ラップばっかししてきた結果、いまそれが俺のしのぎであり、遊びであり、この先も続くであろう、俺の生業です

 

遊び、好きを極めた結果が今の彼。 彼にとって遊びが生業であり、生業が遊びなのだ。 そしていま、彼は日本HIP HOP界の頂点に君臨している。

 

続いて、音楽関係からもう1人。

Q:ギターが手っ取り早く上達する方法ってありますか? A:あります。毎日弾くことです。 Q:ギターの飽きない練習方法はありますか? A:あります。練習だと思わないことです。

 

言わずと知れた、BUMP OF CHICKEN藤原基央インタビューより。 日本で最も有名なロックバンドの1つとなった所以がここに。

 

 

最後はサッカー界から。 日本で最もサッカーを楽しんでいる男、中島翔哉

 

「僕が移籍する時に大切にしていることは、お金や名声、リーグのレベルやチームの知名度ではなく、一般的な知名度やレベルを一度忘れて、自分の目で見て、自分の中でそのチームの強さを決め、自分のプレースタイルに合っているかどうかを見極めることです。なぜなら、強いチームやとても有名なチームであってもその時の自分に合っていなければ意味がないですし、 チームやリーグのステップアップが必ずしも自分にとってのステップアップになるわけではないと思っているからです。 以前にインタビューなどで誤解をさせるような伝え方をしてしまったのは申し訳ないと思っていますが、僕はCL等の大会自体には大きなこだわりはありません。もちろん小さい頃から夢見てきた舞台ではありますが、それよりもポルティモネンセやアル・ドゥハイルのように自分に合っていることや自分自身が魅力を感じるようなチームでプレーをすることの方がより重要だと思っています。 そしてもうひとつは、移籍先のチームが今の自分にとって一番楽しそうだなと思えるプレースタイルであり、普段の生活でも楽しいと感じる環境であることです。 今回、移籍を決めるまでに実際にカタールへ2度訪れ、チームのサッカースタイルと監督の考え、そしてカタールの雰囲気や環境などを肌で感じてきました。 サッカーの面ではもちろんとても楽しそうだと思いましたし、カタールでも僕の奥さんとわんちゃんたちと不安なく幸せに楽しく暮らせると確信しています。 もしかしたら甘いと言われるかもしれないですが、僕はこれから先ずっとあくまでもサッカーは楽しいスポーツとしてやっていきたいと思っていますし、 何よりも大切な家族と共に楽しい環境にいることが、自分の目指してるサッカーをすることに繋がると思います。

 

彼も日本サッカー界の先頭を走るような選手であることは間違いない。 自分の立ち位置なんてものには毛頭、興味もないのだろうが。

3人を見てなんとなくわかるけど、 たぶんきっと、そういうことなんだろう。この世界の法則というものは。 好きなことを見失ってはいけないのだ。 遊ぶことをやめてはいけないのだ。 好きなことを追求することを諦めてはいけないのだ。

 

そう自分にも言い聞かせ、とりあえず今日は昼寝をする…(笑)

Gute Nacht!

流れに乗ってみる

20年近く一つの競技に情熱を注ぎ、引退して約半年、情熱の矛先を追い求めていた。

働きながら他に仕事を探すも、やりたいことも行きたいと思える会社もなかった。やりたくないことはやりたくなかった。

そこからある人に出会い、やりたいことより 自分にできることをすべきだと学んだ。

そう言われて考えてみたが、やりたいことがないうえにできることすらないじゃないかと絶望した。まさに先の見えないトンネル。

 

…ここまでは前回も言った。

 

 

そんな中で、あるきっかけで出会った方が養護学校での仕事を紹介してくれた。

乗り気ではなかった。 しかし、話を聞きに行く途中の新幹線の中で、あるビジネスマンに出会う。 見るからに高級そうなスーツ、良い時計、良い靴を身に付けていた。確かにかっこいい。 ただ、自分が目指しているのはこうじゃない、ということを強く感じたのを覚えている。

 

そして、担当者と顔合わせ。 面接官は一見、”普通”な方だった。 ただ、とにかく物腰が柔らかく、それでいて凛としていて器の大きさ、人としての大きさを感じさせられた。 話す言葉、雰囲気、一挙手一投足に優しさがにじみ出るような方。 そんな彼に養護学校で仕事を始めたきっかけを聞いた。

「僕も偶然ですよ。行きたかった会社に行けずに臨時でこの仕事を始めました。 ただ、仕事をしてから初めての長期休みに 子どもたちに会いたくてもどかしくてなってしまって・・・。 そこからもう何十年もこの仕事なんです」

ただただ羨ましかった。 自分もこんな風に仕事ができる大人になりたいと。

今はやりたいこともできることもない。 それならこの流れに乗ってみたいし、初めて他のことに挑戦してみたいと思った。 そんな経緯で僕は、次の道に進もうとしているのでした。

 

ではまた。

Tschüss!

最後に尊敬する方のブログの一部紹介。 すごい経験。 経験って財産だなと改めて。

ブラジル人。 遊べる余裕なんかなく、毎日を必死に生きてる。 2002年。初めてブラジルの地でサッカーした。 その当時、僕はミズノのスパイクにナイキの服でサッカーをしてた。 チームのみんなは、白のタンクトップに短パンでシューズは無メーカーのを履いていた。 サッカーをしにくるのもその格好で帰るのもその格好。 みんなは僕のスパイクを手に取り、珍しそうに見る。 昨日着たものを今日も着てくる。 バックはサッカーバックではなく、袋のものもいる。 そんな生活を1週間続けてたら、僕は着てるものも履いてるものも身につけているすべてのものが恥ずかしくなった。 その当時、1番サッカーが下手なやつが、良いものを着て、良いものを履いて、良いものを身につけてサッカーをしてるから。 次第に着るのをやめて現地で白のシャツを買った。 真っ黒のスパイクを買った。 オヤジとオカンが買ってくれたものを恥ずかしいと感じるくらいの自分の実力に幻滅した日だった

ゼツボウハハジマリ

【近況報告まとめ】

・現役引退⇒やりたいことがわからなくなる ・やりたいことよりまずは自分にできることを、と学ぶ ・自分には経験もスキル(自分にできること)も何もないと気づく⇒絶望する ・藁をも掴む思いでとにかく行動してみる ・仕事の話が舞い込んでくる ・とりあえずやってみることにする←New!

 

【そこから得た教訓】

絶望ははじまり 祈っても宝くじはあたらない(行動しろ) 機会は逃すな ものごとをよくしようと努めろ

 

【近況の詳細について】

・現役引退⇒やりたいことがわからなくなる サッカー以外に情熱を注げるものが見つからない。かといって、プレーすること以外にはサッカーもあまり興味がない。 求人サイトや転職サイトを毎日のように眺めてみるが、心は動かされない。

 

・やりたいことより自分にできることを、と学ぶ 2つきっかけがあった。 1つめは「林修先生 vs 高学歴ニート」 という題目の番組で、林先生が言った言葉。 (詳細はこちら)

2つめはブラジルで5年、イタリアで1年プロとしてサッカー選手をしていたという方に会ったときに言われた。

 

・自分には経験もスキル(自分にできること)何ももないと気づく 林先生は、やりたくないけど、塾講師をやったらどこからも引っ張りダコになった。 ブラジルの方は、指導者をやってみたら県内から彼に教わりたいと選手が集まってきた。 だからやれることをやるべき。

…いやいや、そんな才能無えわ! やりたいこともできることもない。 正直かなり落ち込んだ。まさに絶望した。

 

・藁をも掴む思いでとにかく行動してみる 何をしたらいいのかわからないから、少しでも興味がわいたらとりあえず行動した。 祈るだけじゃ宝くじはあたらないから。 やる気は生ものだとも学んだ。

 

・仕事の話が舞い込んでくる ・とりあえずやってみることにする←New! そうして行動し続けた結果、たまたま仕事の話が来た。 とりあえずやってみることにすると書いたが、本当にいろんなきっかけがあって、直感的に飛び込んでみるべきだと感じた。

そんなこんなで近況報告。

 

【結論】

 

つまりは何が言いたいかというとこれです(笑)

 

世界に変化を望むのであれば、 自らがその変化となれ

ブーブー文句や愚痴を言うよりは 黙々と自分をアップデートしていく男でありたい。

以上、最近は体重もアップデートされている デブ彦でした(笑)

 

ではまた。 Tschüss!

ふぁっきゅーありきたり

「その違和感、間違ってないと思うよ」

初めて参加した結婚式で、ある先輩に言われた言葉。

久々に会う先輩や同期。将来について悩んでいた自分にとってはもはや就活だった。血眼になって仕事の話を聞きまくる。 もちろん、お世話になった先輩新郎新婦は全力で祝福。

おそらく1日で30人ぐらいの人とは仕事の話ができたのではないかと思う。 口酸っぱく言われたのは

  • 絶対に東京で仕事をすべき
  • 30歳までに転職しろ
  • 普通に東京で就職すりゃ稼げる

ごもっともだ。そんなことはわかっている。結婚して実家がある東京か、妻の地元の青森で暮らすか迷った。 大学の同期はそれなりの企業に就職し、ボーナスだってもらってる。 かたや俺は青森田舎の安月給。ましてや家族もいる。 そりゃ東京の方が成長の機会が圧倒的に多いのは分かる。でも今は、東京での生活に惹かれない。 東京に行ってやりたい仕事もなければ、行きたい会社もない。

ただ、僕の尊敬する先輩の一人は違った。 「その違和感、間違ってないと思うよ」 その言葉を聞いて焦るのはやめた。

 

…ということで今日の一節。 大好きな小説、「アルケミスト」より

夢の追求の過程で、彼はやる気と勇気を常にテストされていた。 あせってもいけないし、いらいらしてもいけなかった。 もし、衝動にかられて先を急ぐと神様が道すじに置いてくれたサインや前兆を見落としてしまうだろう。

きっと間違いじゃない。 それを証明するために今日も一日。 ではまた。 Tschüss.

伝説のフィッシャーマン

僕には年上の弟がいる。そう、義理の弟。 つまりは妻の妹の旦那さんが年上ということ。 (弟だなんて思ったことは一度もないが)

 

そんな彼は、三度の飯より釣りを愛す、伝説のフィッシャーマンなのだ(笑)

休みの日はもちろん、仕事のある日でも 平気で朝3:00に起きて、6:00まで釣りをしてから仕事に行く。 忙しくて趣味に費やす時間がないっていう人もいるけど、寝る時間を削ってでも、"やってしまう"のが釣りなんだとか。

だからと言って、釣りでお金を稼げるようになりたいとは思わないし、付き合いや惰性ですると、大好きな釣りがつまらないと感じる。 こうしなきゃっていうことが全くなしに、自分が好きなように自由にやれるのが楽しいとも語る。

彼にとって、釣りは趣味であり、遊びである。

好きなことを仕事にするべきっていう人も中にはいるが、それが仕事になってしまうと、"こうしなきゃ"っていうのがどうしても出てきてしまう。

そうなった時点で「自由」ではなくなってしまうから、楽しさもなくなる。 だから、楽しくやれる範囲をはみ出さないようには意識はしているという。

 

話を聞いて、釣りへの溢れ出る愛、 そして、釣りをしているときは、彼はあらゆるものから自由になっているんだと感じた。

また、彼の友人は車いじりが好きで、車の整備関係の仕事に就いたが その後、休みの日に車をいじることはなくなったんだとか。

だから、やりたいことを仕事にすることだけが果たして正解なのか、 という点にも疑問を抱いているという。

正解はない。

自分だけの答えを釣りあげるまで、 黙々と、淡々と、粛々と。

 

Tschüss!

我を忘れるぐらい思いっきり感情的に

皮肉にもプロを目指していたここ数年の中でも、最もサッカーを楽しめた瞬間だった。

先日、依頼を受けて知人が顧問を務める高校サッカー部の練習に参加する機会があった。 そこには、お世辞にも高いレベルとは言えない場所でも、大好きな時間を楽しむサッカー小僧たちがいた。 高校生相手に人一倍、大声を出してはしゃぎながらサッカーをして思った。 あぁ、サッカーってやっぱり楽しいものなんだなと。

 

サッカーのどんなところが好きだったのかを挙げればキリがないが、 結局、何事も楽しくなきゃ続かないよなと改めて実感。

 

この間、友人にも、 「昔は好きだったはずのサッカーをなぜ楽しめなくなったのかを自分自身で見つけられると、自分の考え方のクセが見つかるのかも。それが、次に本当にやりたいことが見つかったときに同じ失敗をしないために大切なことかもね」 と、教えてもらった。

では、自分はサッカーのどんなところが好きだったのか。 まさに備忘録になるので、興味がない方はお早めにお引き取りを~

 

・とにかくドリブル ・イメージ通りのクロスがあげれたとき ・それがゴールにつながったとき ・我を忘れるぐらい思いっきり感情的になれるところ ・サイドのパートナーと、阿吽の呼吸でサイドを制圧できたとき ・練習後のチームメイトとのジュース代を賭けたボール回し ・出場した試合での勝利の瞬間 ・ドイツで知った本気のサポーター達から聞こえた地響きと発煙筒 ・いわゆる"ゾーン"状態でのプレー ・チームメイト達とのサッカー以外で過ごす他愛もない時間 ・貴重な週に1日のオフ(笑) ・サッカー通じてのたくさんの出会い ・どんなに忙しくても必ず試合を観に来る父

 

全く関係ないかもしれないけど、 これって結婚生活にも繋がる部分があるのでは?とふと思った。 なぜ惚れたのか。なぜ好きになったのか。 ここを忘れて、嫌な部分ばかりが目に付くから気持ちが離れる。

 

人生も恋愛も初心を忘れるべからずということかな。

 

なに言ってんだ俺。 ではまた次回。Tschüss!

兎にも角にも読んでほしい本

以前、こんな記事を書いた。 "やりたいこと"のワナ

 

「やりたいことというのは、環境や情報に影響を受け、”偶然”生まれるもの」

だから、「何かをやりたいってことは本当にそんなに絶対的なものなのか?」と。

  しかし、その"やりたいこと"を追求し続けた者もいる。そして彼らはその"偶然"とやらを掴んだ。

この本に登場する5人のバリスタだ。

なにはともあれ、まずは読んでいただきたいところだが、なかなかそうもいかないだろう。 代わりに、その中でも特に知ってほしい男の言葉を5つ紹介しようと思う。 まず、その男について。

 

名前:田中勝幸

職業:ベアボンド・エスプレッソ オーナー

1957年(0歳) 東京都品川区に生まれる 1980年(21歳) 明治大学法学部法律学科卒業 1984年(26歳) 東急エージェンシー制作局入社。海外にも頻繁に訪れる 1989年(31歳) 渡米。アリゾナ州立大学マスコミュニケーション学科ブロードキャスト科に入学、卒業 1995年(37歳) ニューヨークに移住。LLTインターナショナル広告代理店制作局に入社 1998年(40歳) 米国永住権を取得。米国フェデックス本社に入社 2008年(50歳) 「カウンター・インテリジェンス」と「ギミ!コーヒー」でのトレーニングを経て、「カウンター・カルチャー・コーヒー バリスタ認定証を取得」 米国フェデックス本社を退社 2009年(51歳) 東京・下北沢に「ベアボンド・エスプレッソ」をオープン

 

ご覧の通り、とんでもない経歴の持ち主。 アメリカのエリートサラリーマン生活を捨ててまで 自分のやりたいことを追求した男だ。 生き様からも写真からも渋みが溢れ出る男、田中勝幸、珠玉の名言5選。 きっとあなたの胸にも刺さるものがあるはずだ。

 

僕が人生で最も大切にしていることは、自分のタレント―――つまり才能を見つけることだと思っているんです。 誰にでも生まれてきた意味はある。その人自身の才能が必ずあると思っているんです。それを見つけるのが人生の意味だと思っている。

今はやりたいことがなくてもいい、 人生を通してそれが見つけられればそれでいいんだ、と感じることができた言葉。

 

 

一番怖いのは、自分のパッションがなくなること。客が来ないことなんて怖くないですよ。悪口を言われるのなんて何でもない。 ただ、田中勝幸のエスプレッソへのパッションがなくなった時は、それは完璧な死だと思う。 その時はこの店は潰れると思います。僕はそういう生き方をしているんです。

誰もが情熱をもって生きていきたいもの。 自分はなにに情熱を注げるのか。 人生をかけて見つけていこう。

 

 

僕が言っていることはビジネス的には間違っていると思います。 でも、ビジネスはあくまで人間の考えることだから。僕は人間じゃないんですよ。僕は動物になりたいんです。 好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。 僕のやっていることを好きな人だけがここに来て、その人たちに一生懸命エスプレッソをつくる。ただこれをやるだけ。

こんなにシンプルかつ、かっこいい生き方があるのかと感じた。 そしてそれをここまで巧く言語化できる知性にも驚愕した。

 

 

…「あいつが言っていることはワケがわからない」と思う人もいるかもしれない。 でも、僕はワンショットでそれを覆す自信がある。 僕はこういう哲学のもと、エスプレッソを通して人生を歩んでいるんです。

男なら誰もが、ここまで自信をもてるものがあればと思うのではないだろうか。 少なくとも、僕はそんな男になりたい。 ここまで言いきれる自信がとてつもなくかっこいい。

 

 

人生は自分だけのものだから、たくさんの人に理解されなくてもいいんです。 家族や大切な人だけがわかってくれればいい。

「大切なものを大切にする」という僕の信念はここから生まれた。 究極、1万人のファンや顧客より、たった一人の大切な人。 それが、よりよい人生を歩んでいくために大切なことなのではないかと僕は思う。

 

…以上、田中勝幸の名言5選。 率直に言って、こんなにかっこいい人います? もうお手上げです(笑)

こんなにかっこよく生きていく自信はないけれど、大切な人を大切にし続けれる自信はある。

そんな男であり続けるためにも今日も一日。 よかったら本の方も見ていただきたい。

ではまた。Tschüss‼